うつからのプレゼント
うつと診断された当初は、当たり前ですが、かなり凹みました。なんでこんなになるまで仕事がんばっちゃったんだろ、我慢しちゃったんだろ、って自分を責めました。通院代もバカにならないしね。今の仕事初めて、激務で通いきれず、やっと貯まった貯金をはたいて実家を出て、挙句の果てにうつ。3ヶ月くらいで治るけど、薬でよくなっているだけだから、半年位は薬を飲み続けなければいけない。診察料と薬代と通院日でトータル約10万円かかる。なんのための仕事だって話です(笑)そんなになってもうつでは労災は認められづらいし、会社から見舞金が出る訳でもない。
…と、マイナスなことばかり書いちゃったけど、元気になりつつある今となっては、「これもいい経験だったかな」と思えるようになった。その理由が、「うつからのプレゼント」。
うつになったことで、大学を出てから営業として激務で体調を壊しながら走り続けていたのを、少し立ち止まることができた。立ち止まることによって、今まで見えなかったこと、感じることができなかったこと等、多くの収穫があった。
家族がどれだけあったかくて、どれだけ大切なものかってわかった。家族の支えなくして回復はありえなかったと思う。本当にありがとう。
彼氏の存在のありがたさが痛いほどわかった。居てくれるだけで、話を聞いてくれるだけで、声を聞くだけで元気になれた。本当にありがとう。
私がどれだけの友達に支えられているか、女友達がどれだけ大事か、改めて知った。心配して代わる代わる連絡をくれたね。話を聞いてくれたね。私の社会復帰を自分のことのように喜んでくれたね。「今のままでいいんだよ、自信をもって」って励ましてくれたね。本当にありがとう。
休職したことで、今までの生活がどれだけおかしかったか、そこまでがんばる必要がなかったと気づいた。
時間ができたことでしばらく会ってない友達に会ったり、今まで以上に友達との時間を持つことができた。
うつになってから、自分がどれだけ自分のことにいっぱいいっぱいで、彼氏の気持ちを考えられていなかったかって気づいて、改めることができた。
時間ができたことで、実家を出て10ヶ月にしてやっと料理をするようになった。今まではいつも終電で、その少し先に帰ってこれていた姉に料理を頼りっぱなしだったけど、その恩返しで姉の帰りを待ってご飯を作るようになった。おかげでお姉ちゃん、ちょっと太っちゃったね。でも、これでなんとかお嫁にいっても困らなそうです。
サーフィンデビューもできた。
日雇い労働者になり、お金の大切さがわかった。今まで、平気で週に2回くらいは夜中に会社から家までタクシーで帰ってきてた。会社から出ないのに、4000円も払って。無駄遣いはやめよう、そう思います。
日雇い労働者になったことで、色んな職場を見れて、その場限りの人は多いけど、ステキなおば様にも出会うことができて、いい刺激になった。
まだまだ、他にもよかったことたくさんありそうだけど、今思いつくのはこれくらいかな。かなり長くなってしまったけど。
好きだった仕事なのに、うつになってあの会社に入ったこと自体、がんばってきた自分を後悔してしまいそうになったことはあったけど、その気持ちを少しずつ、プラスにもっていくことができた。
うつになってよかった、またひとつ成長した。
苦しんだ分、人に優しくできると思うし、そうなりたい。
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